人は生きていく中で、日々買い物をして、新しいモノを家に取り入れている。
それらのモノの量と、家から持ち出すゴミの量はどちらが多いだろうか?
取り入れるモノの方が多い状態が何年も続けば、当然、家は物であふれかえる。
そんな話を聞いて、久しぶりに断捨離をしたくなった。
言われてみると、日々定期的に出しているゴミは
包装紙や使用済みの消耗品など「明らかなるごみ」がほとんどだ。
「これもう使わないなー」
というものについては、
①まずそれに気が付いて、②捨てると判断して、③ごみ箱に入れる必要がある。
この3ステップの行動コストが意外と高くて、意識しなければいつまでもやらない。
春だし!断捨離だ!
この春、捨てたもの8選
黒ずんだアクセサリー
‥とっくに気づいていたはずだった。
チェーンが長すぎて、笛みたい‥
思わぬところで音立てたり肌に触れたり不愉快だな‥
つまり、装着してられないし今後もつけないことが
早々にわかっていたのに、それをなかなか認められなかった。
結局使わないままチェーンがすっかり黒ずんでしまった。
かつら
好奇心で購入した。
しかも高いやつ。自然な頭皮が売りの、本格的な作りだ。
ただ、つけた自分が全く自然ではなかった。
けっこう明るい色で注文したのでまず眉毛の色に合わないし
毛量がすごすぎてハーマイオニー通り越してハグリッド。
つけた時に「これはだめだ」と悟ったのに、
高かったから、と捨てられずにいた。
髪色に合わせて買ったコート
最近、あのコート着てないな‥と思ったら
そのコートは昔の髪色に合わせて買ったコートだったため
今着るとまるで似合わなくなっていた。
かつらといい、このコートといい、
「ヘアスタイルを本当は変えたいけど勇気が出ない‥」
という感情ゆえに買った物だったことに気づいた。
すでに勇気は出して、変えることはできたので、不要になった。
あたたかボアパンツ
何年も使っていない、部屋着用のあたたかボアパンツがあった。
それは「あたたかい!これは使える!」と判断され
幾度もの断捨離を8年ぐらいは乗り越えたはずのものだった。
でもそれは不思議とクローゼットで何年も眠り続けた。
すでに上下セットのお気に入りの冬部屋着がある上に
なんとなく着心地が悪かったのだ。
着心地悪いんじゃねーか!
数年越しの自分ツッコミを入れ、処分した。
アイロン
普段の仕事でスーツを着ることはまずない。
着ることがあるとしたら 年に1度もないレアイベントの時だけであり
そんな時はクリーニングに出している。
結果、最後にアイロンを使った記憶がもはや残ってない‥‥
20年位以上前のアイロンだし、今後必要になる時が来たとしても
最近はもっと便利なものが出てるだろうと思い、捨てることにした。
コレクションケース
昨年、大量のコレクションを処分した。
そのコレクションの保管に使っていたコレクションケース。
コレクションが無くなったのだから当然不要になったはずだけど‥‥
何せ大事なものを入れていたものだから、作りが良い。
何か入れられるのでは‥もったいないのでは‥と保管しておいた。
でも、結局、使うことなく1年経った。
絆創膏ほか薬
また薬を古くしてしまった。
薬は使用期限があるけど食べもののように必ず使うとは限らない。
食べ物以上に無駄にしやすいのだ。
だから置き薬のサービスがあるんだなぁ‥。
知らなかったのは絆創膏にも使用期限があること。
古いゴムのように劣化した絆創膏ほか3年前に処方された薬を処分。
ポケットティッシュ
使えるには使えるのだけど‥
下手したら十数年以上前に街中でもらったティッシュ。
なんだか衛生的に使う気にならなくて、
外出時には比較的上層にある新しめのポケットティッシュを選んでしまい、
使わないそれはますます古くなっていくという悪循環だった。
今年も捨てられなかったもの
こうして決断を繰り返し、ゴミ袋1袋分捨てたのだけど
捨てられないものもあった。
毎日、全く有難みを感じていないのにずっと家にあるもの‥
ゲーム機の外箱‥‥。
今の売値を調べると、箱があるか無いかで売値に3000円の差がつくらしい。
無駄に本棚の上を占拠してるし地震が起きたら真っ先にばこばこ落ちてくるのだろうし‥なんかうざい‥
というストレスを解消できることに3000円分の価値はあるのか。
この問いを、後悔しないぐらいじっくりと考えて答えを出そうと思う。
捨ててよくなったこと
物を捨ててすぐに実感できる、捨てることの利点は
もう、その物について考える必要がなくなることだと思う。
持ってるけど使えずにいるもの というのはある意味、「悩み」の1つになる。
工夫したらまだ使えるんじゃないか?
誰か欲しがってる人がいるんじゃないか?
使うための自分の頑張りが足りないんじゃないか?
捨ててしまえばそれらの悩みが消える。もう考えなくて良いのだ。
さらに、実用面でも早速良いことがあった。
物を捨てて空いた棚を、消耗品1サイクル分のストック置き場にできた。
生活必需品が何らかの理由で店から一定期間消えること。
これも立派な災害の1つだし自然災害とセットで起こることでもある。
ぜひ備えたいことだったのだ。
すっきりした上に必要な備えもできて一石二鳥。