新卒の頃、今よりも眠り下手だった影響なのか、
唐突におかしな形でなにかの台詞だけ思い出す
という現象が起きがちだった。
何の作品なのか、漫画なのか映画なのかドラマなのか、一切わからない。
ただ、発したその人物の印象や、発せられた場面の雰囲気だけが
その台詞にふわっと付帯しているのだ。
問題:「はじけてまざれ」
発した人物のヒント:「えらそう」「なんか悪」「それなりに力をふりしぼっている」
さあ!何の台詞でしょう!
いきなり変なクイズを出題してしまったけど
まさにこんな感じで、この現象が起きるとき、
自分にクイズを出されたかのような気分になった。
何度もその記憶を呼び起こそうと頑張ると、
稀に新しい情報を発掘できることがあった。
(この人は何かの状況をどうにかしようとして「はじけてまぜる」ことにした‥!)
(部下みたいなやつがいた‥!)
考えた末に、月を作ろうとしたベジータだと思い出せた時、嬉しかったなぁ。
この台詞クイズ、毎回なんとも特定しづらい絶妙な台詞で来る。
たとえば、「よけろナッパ!!」
であればかなり難易度が下がる。
曲がりなりにもナッパの命を守ろうと呼びかける人物など限られている。
「お前が必要なの!!」
という出題もあった。広すぎる。ノーヒント過ぎる。
発した状況のヒント:言った人も言われた人も泣いている
発した人物のヒント:厳しいが母性がある
今はこの自分クイズ現象が起こらなくなった。
ちょっと寂しい。