子供の頃は絵描くの好きだったのに
今はただ がんばってやるもの になってしまっている。
今日も頑張ってハイラックスを描いた。
「そんな丸いことある?」ってぐらい丸いんだよな。
画像検索しても車しか出てこないことで有名な生き物である。
絵が好きだって感じてた時は
自分が描いたものに惚れてたような気がする。
何も見ずにさらっと描いたものに自分で見惚れて
さらにそこに自分が好きな要素を加えていくと素晴らしさが増して
「ただでさえ素敵なのにさらに素敵になるなんて!!??」
という素晴らしさの氾濫に興奮した。
多分そんな感じだった。
そんな無敵の当時でも怖かったものがある。
それは同年代もしくは年下の自分より絵が上手い子供だ。
実際そんな子供がいくらでもいるもので
私はそういう嫌な情報を遮断しないといけなかった。
つまり遮断しなければ楽しめなくなるという確信があったってことだ。
絵への自信を失うのが嫌だったんだ。
失った結果が今の大人の私の「絵楽しめない私」なんだから
そりゃそんな状態にはなりたくないだろうし私からも言う。
ならないほうがいい。
どうしたらあの無邪気な状態に戻れるかなぁ。
うまい子の絵を見るたびに幼い私が自分に言い聞かせてた
言葉がヒントになるかなぁ。
「あの子の絵はたしかにうまい!でも!私は私の絵の方が
ここが丸くて、ここがピンク色で、可愛くて好きだから!」