私は外出が怖い。昔からずーっと苦手だ。
今までウォーキングが続かなかった最大の理由が実はこれ。
必需品の買い出しですら「行け!行かなきゃいけないでしょ!」と自らを鼓舞&説教しないと動けなかった。
理由はいろいろある。
知らない人とすれ違うのが 怖い
私のパーソナルスペースはたぶんオートラリアの田舎人並みに広い。
すれ違う時もなるべく距離を取るけれど、狭い道、水たまり、すれ違う人数が2人だけではないケース等、距離が取れないケースは多い。
そのすれ違う瞬間に何か嫌なことが起きるのを私は常に警戒してしまう。
すれ違いざまに暴言を吐かれる、すれ違って最も口が近くなる瞬間に咳やくしゃみをされる、喋りながらすれ違って唾を飛ばされる。
2個目3個目については相手は全く悪くないと思うけど嫌なものは嫌だ。
口から出る飛沫って吹き矢みたく前方に直線で飛んでいく?
いいや、放射状に広がって飛んでいく。だからすれ違う人間は浴びる。
こういうことを気にしていると家族にも友人にも話せなかった。
気にしない人は気にしないし、気にしない人から見るとこの要求は惨いほど厳しい。
実はコロナ禍の一時、これらのことが激減したので、この点だけは「最高‥」と思ってしまった。
汚いものをみるのが怖い
道路に吐かれた痰である
道路に痰を吐く瞬間の人である
アスファルトで息絶えたミミズである
放置された犬のうんこである
金曜日明けによく見るゲロである
イラつく不運が怖い
当たり前だけど、外に出ればそこは快適な家じゃない。
あらゆることは思い通りに運ばない。
ものすごーーく前方にある青信号は見ただけで疲れるし
入ろうとした店に、目の前で団体さんが入店して一気に混んだりするし
自分を最後に行列が途切れたりする。
特に最後のやつはなんなんだ。自分の後ろに並ぶ人数で行列に耐えた甲斐を感じようとしてるのにそれが0って酷すぎる。
ウォーキングに期待するもうひとつの効能
最近、1日8000歩歩くことを始めたのだけど、
健康効果のほかに、こういう外出への耐性、人への耐性をつけることも目的に入ってる。
快適空間に居過ぎると‥人は体が弱って脳も弱ってストレス耐性も激弱になる。
まさに今の私。
そうなるともう人生に適応できなくなるわけで。
それは深刻な問題なわけで。
さぁー明日も外に出て痰やウンコ眺めて遠くの青信号に向かって走るんだ。