2021年、8年間放置していた子宮筋腫に向き合って治療したときの話を綴っている。
前回は、入院中あって良かったもの~人によるもの編~を紹介した。
今回は、逆に、「絶対使う」と思って用意したのに
結果として使わなかったものたちについて書いていく。
使わなかった理由は、私の体調や性格によるものが多いので
これはお役立ち情報というよりは愚痴に近い。
入院中、使わなかったアイテム~10選~
文庫本
入院中といったら読書!そう思ってた。
これを読みながらゆっくり療養しようと思って持って行った文庫本だけど
どうも私は長時間じっとしたまま本読めない人だったみたいだ。
思い出してみると普段の読書もあちこち移動しながら色んな姿勢で読んでいたり
短時間ずつ読むことがほとんどだった。
病院のベッドでじっと長時間読んでいると気分が悪くなってきて‥
読書を楽しむことができなかった。
パズル本
個人的にパズルは音楽やラジオ番組とセットで楽しむものになってる。
でも、入院中ってあまりにも自分の世界の音に没入してると
ふいに病院スタッフさんの訪問があってビビるのであまりやらなくなった。
個人差あると思うけど、私はこの手の中断に無駄にビビってしまい
それ以後、やってる最中も中断を警戒して集中できなくなりがち。
体を拭くシート
術後2日目までは看護師さんがあったかタオルで体を拭いてくれるし
3日目は自分的に顔さえ拭いていれば満足だったし
(この頃は体よりも髪の方が洗いたさMAX‥)
4日目からはシャワーを浴びれるぐらい回復する。使わなかった。
サロペット
術後にお腹を締め付けないボトムスとしてサロペットを購入。
しかし、サイズを間違えたようで
街を歩けば誰もが振り返りそうな着こなしに。(悪い意味で)
結局、子宮筋腫最盛期にゴムを切り裂いておいたゆるいスカートを持参。
慣れないファッションアイテムを急に買うものじゃない。
カーディガン
パジャマが寒すぎたりした時や、
病棟内を歩く際、ノーブラを誤魔化す用にカーディガンを購入した。
しかし買った後に
「点滴中も脱ぎ着しやすいポンチョにすればよかった‥!」
「かさばらないように薄手にしたけど、これじゃノーブラをごまかせない!(本末転倒)」
などなど、致命的なことに気づいて持って行きすらしなかった。
ニップレスシール
前項のカーディガン購入の失敗を
カバーするために買ったけどこれも結局使っていない。
購入したパジャマに胸ポケットがあったり
術後3日は直立できず、胸張って歩けなかったので
結果、胸が意外と目立たず「まあいいか」と思ってしまった。
そして何より貼ってるとめちゃくちゃかゆいという問題が。
これに耐えるぐらいなら頑張ってブラジャー着けたほうがいい。
雑誌
雑誌って重いのだなと。荷造りしていて初めて気づいた。
入院中ゆっくり読めるかなと思って入れたけど思いのほか重く、
「退院後も運ぶスーツケースだから重くしたくないな‥」
と思った私は雑誌をそっと荷物候補からはずした。
アイマスク
部屋は真っ暗で寝る派なので今回に限らず旅先には必ず持って行くのだけど
装着のうっとうしさで、毎回、長くて3時間ほどで外してしまう。
消灯後、同室でテレビを視聴してる人がいるとかなりビカビカ光るので
持ってきて正解だったな!とは思った。でも‥つけていても眠れはしない。
コンタクトレンズじゃないけど、「つけてることを忘れる!」ような
感動のアイマスク、どこかに無いかな‥。
簡易ごみ箱セット
入院の経験が無い者にとって
病室にどこまで物品を期待して良いものか、線引きがわからず、
資料に明記されていない「ベッド付近のごみ箱」はあるのかどうか?
確信できず、一応買って持って行った。
(結果、ごみ箱はあって毎朝の掃除のときに中身も回収してくれた。)
あって当然のものは書かない、ということなのかもしれないけど
書いといてくれないと安心できないよ!
手書きの日記用ノート
入院生活のことを手書きのノートに書こうとして持って行った。
でも、途中で書くのを断念してしまった。
そのノートは水彩絵と共に日常を綴れる、水彩紙で出来たノートだった。
一発で納得のいく文章を書いて
一発で綺麗な水彩画を描いて後から読み返しても心地良い日記を作るのが理想だったけど
その理想はやり直し大王の私にとっては高すぎた。
私は何事も何度もやり直してやっと形になることが多い。
水彩紙は消しゴムをかければかけるほど痛んでしまう。
一発勝負向きの画材なのだ。