これは幼稚園ぐらいの頃の作品、「うさぎのぴょんちゃん」。
人生最初のオリジナルキャラクター・ぴょんちゃんのデビュー作にして第8巻である。
幼児の頃だけど、今見ても、いろいろと思い出せることはある。
とにかく漫画の単行本に憧れていて、
A4ノートを2つに折り曲げて、表紙に題名と絵、巻数を描くだけで
テンションは最高潮だった。特に巻数を書く時は大興奮だ。
「8巻だなんて!カッコイイ!!」(‥‥何が?)
そして、このぴょんちゃんのレオタードのような謎の衣装も理由もわかる。
体に線を描けば完成する手軽なお洋服な上に、大好きなリボンをつけておけば
スーパーカワイイの完成だと確信したのだ。
この衣装は今の「さわ子」の身体部分のデザインにそのまんま取り入れている。
ただ、当時の色のイメージでぴょんちゃんを塗るとピンク色の圧がだいぶ強い上に
さわ子はいろいろ簡略化してるので、あんまりお揃い感が無いな‥。
表紙をよく見ると、何気に年代の異なるぴょんちゃんがいる。
右のぴょんちゃんの方が後期だ。
うさぎはふっくらと描いた方が可愛い、と思って変えたらしい。
多分この時は小学校に入学している。
うさぎキャラクターのゴッドであるミッフィーの変遷を思い出すわ❤と言ったら
世界中のミッフィーファンから殴られそうだけれども。
何十年にもわたって同じキャラクターを
その年代のテイストで描き続けるのって面白いかもしれない。