何も見ない状態で、記憶だけでは
絶対に描ける気がしないものってある。
私にとって代表的なのは、自転車。
ほらこうなる。
このペダルは絶対に回らないし
車輪と関係しているとは思えない。
ていうか中心のショーツのような逆三角形が意味不明すぎて怖い。
自転車って描くのに理解とか知能とかがいると痛感。
自分の目で何度も見たことがあっても
理解はしたことがなかった。
そして実物を見てもよくわからないことがわかった。特に車輪。
は?
というのが初見の感想。
理解力が無いのでとりあえず
「自転車のスポークが私が想像したような交わり方をしていない」
ということしか認識できず「じゃあ何?」で止まってしまった。
調べてやっと、こういうことなのかと解を得る。
少ないのはさておき。
初めて資料を見て描いて「そんな繋がり方をしてたのか」と
自転車の勉強になった。このペダルは回る。
見て描いて、見ないで描いて、また見て描いて。
これを何度か繰り返すことでなんとなく自転車の構造が頭に入り
何かの機会で自転車を描こうとした時に、こう、
サラッと「自転車描いたことのある人の自転車の絵」を
描けるようになるのだろう。
そこが今の私のとりあえずの目標だ。
製図のように美しくなくていい。