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騒音と戦った話②

前回、マンションにおける騒音問題に悩み、

自分でできる対策を取れるだけ取った話を綴った。


その後、天井防音などいろいろと調べたが

「下階側で防音対策するより、上階の人間にマットを敷いてもらった方がずっと効果が高い」

とのこと。

防音アイテムも太刀打ちできなかったし

音との戦いは攻防の「防」のフェーズから「攻」のフェーズへと

移ることを余儀なくされたのだ‥‥。

騒音主にアプローチするしかない。

ああ、嫌だなぁ。


音をおさえてもらう交渉へ

なぜ、音を出す側へのアプローチが嫌だったのか。

音を出されるのも生活の侵害だけど音を出すなと言われるのも生活の侵害ではある。

自分のクレームの正当性に悩んだ。

隣人との関係を悪化させたくない。

分譲マンションだからこじれたら下手すると一生ものの問題に。

騒音を悪化させたくない。

相手によっては腹を立てて悪化させかねない。

だから自分での対策で解決できればそれが1番だったんだけど‥

色々ともう無理。ということでアプローチを決意。

私よりも騒音問題の経験が豊富な専門家が言うには

①まずは管理会社に連絡して注意喚起のビラを貼り出し&投函してもらう。

②それで効果がなければお手紙。

が定石らしい。

メンタル的には絶対に解決したいけど解決するとも限らないよなぁ‥

そんな不安を抱えつつ、管理会社に電話して

音がする時間帯が睡眠時間に浸食していること、

聞こえる音の詳細を伝え、ビラ作戦決行。


管理会社からの注意喚起の効果

朝の騒音が1時間前倒しされるわ

日曜には2時間ぐらいダンダンドンドンダンドコデンデン。

効果なし。合掌。

‥ただ、その日から数か月、

毎月、謎の「静寂の7~10日間」が発生するようになった。

その間は一切音に悩まされない。有難いことだ。

まあ、こちらの感じ方としては

「ついに騒音が終わったのね‥!」

と思っては7~10日で元通りになって

深く絶望する というパターンが何度も繰り返されたわけだが。


そして訪問へ

何度かの解放と絶望が繰り返された後、

「いやこれ未解決ですわ」

とようやく認めるに至り、上階を訪問した。

・正直に聴覚過敏であることを伝えたこと

・挨拶の品を持って行ったこと

が功を奏してか、苦情でなくお願いであることは伝わり

険悪になること無く交渉を終えることはできたと思う。

でも‥‥

やっぱりそもそも解決が難しいということが、把握できた。

上階はすでに廊下に至るまでマットは敷いてくれていたし

メインの騒音主はあんよの元気なお子さんだったからだ。


いきなり二重床の話をします

ここで、いきなりだが「二重床」の話をしたい。

私が住んでいるマンションでは二重床を採用している。

フローリングの下に空気層があるため、

上下階の騒音が響きにくいですよ!という触れ込みだった。

ただ、そうとは限らないらしい。

二重床にすることで、太鼓のような構造になり、

間にある空気層が音を増幅して階下へお届けしてくれたりするらしい。

https://mute-place.com/blogs/bouon/bouonsenka-nijyuyuka

色々調べてみると、二重床の防音性能を確認した際の

テスト環境に実際の環境との致命的な違いがあり、

二重床は防音性能が高いという間違った認識が広まったとかなんとか‥。

その認識のせいでうちの天井は太鼓になったの?

シェービングフォームスライム投げつけていい?

説明が長くなったが

どんなアイテムでも防ぎようのないあの強い打撃音は

この太鼓現象のせいでもあったのかなと思った。


その後の騒音状況

訪問後、まだ気になる音が続く時期はあるけど、

訪問する以前と比べると状況は大きく改善した。

いい人で本当に幸いだった。

音を完全に遮断する🌈スーパーシャットアウトアイテム🌈が出現しない限り

騒音問題は音を出す側と聞く側どちらかが何らかの工夫や我慢をすることになる。

騒音を発生させない工夫が向こうにとって無理があった場合

また音が振出しに戻る可能性はある。

その時はまた新たに「攻」か「防」か「離」の戦いが始まるだろう‥。

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