2019年。
前の日まで何の問題もなくスイスイ動いていたパソコンが
急に壊れるという事件があった。
それは突然に
朝起きたらまずパソコンを立ち上げる。
夜寝る前にパソコンを切る。
パソコンと共に起き、パソコンと共に眠る、
そんな生活を長年続けてきた。
そんなある日のこと、
ライブドアニュースを見ていたら
突然ページの読み込みが遅くなった。
その記事にアクセスが集中している?と思ったら
ヤフーの天気予報ですら遅い。
ネットに限らず、スタートメニューの表示等
パソコンの全ての動作が尋常でなく遅い。
何か操作を1つ試すたびにどんどんだめになっていくようで
とうとうセーフモードで起動しても
フォルダを開く動作1つに数分かかるようになり
何とかバックアップを‥‥とUSBを挿したら
それもだいぶきつい作業だったらしく
PCは青い顔をしてRebootandSelectproper~~と言い出した。
(全文:Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in
selected Boot device and press a key.)
何を言っているのかわからないが最後に「press a key」と言ったので、
じゃあ、とエンターキーを押したら延々と同じ文言を繰り返す。怖い。
スマホで調べてみるとどうやらハードディスクの寿命が近いとこうなるらしかった。
不十分だったバックアップ
パソコンとともに寝起きしていた私。
ほぼ依存状態だったので
パソコンがいかれて中のデータを失うことは何よりも恐れていた。
だから定期的にバックアップを取っていたものの
手動で定期的に外部ストレージに保存する
というやり方しか知らなくて
大量なデータ全てを頻繁に保存するのは手間なので
大事な一部だけを2週間おきに‥‥といった程度だった。
作業量的にそれが限界だったけど、もちろんそんな半端なバックアップで
「ハァ~保存しといて良かった!ノーダメージ!」とはならなかった。
昨夜までは人間で言うと30歳ぐらいのスペックで働いてくれていたパソコン。
なのに、今朝の途中から、玉手箱でも開けたかのような急速な老化ぶり。
昨日までは働き盛りだったのに今日寿命とは。
突如死の間際にぶっ飛ばされて、今にも息を引き取らんとする浦島太郎に
死ぬ前に人生の全てを語ってくれ !!! と言ってるようなものだけど
パソコンが完全にダメになる前になんとしてもそのメモリーを全て取り出したかった。
しかし、健闘虚しく、起動すらあやうくなってきたので
私はパソコンをそっ閉じした‥‥。
全て手動でバックアップは無理がある
自分が毎日手放すことなく使っているスマホやパソコンが突然使えなくなる。
こんなことが実際にありえるから、その機体に依存するのは怖い。
スマホやパソコンそのものが壊れたり無くなったりしても大丈夫なようにしたい!!
そう考えて私は「予備」として外部ストレージを使っていたけど、
上に書いた通り、
手動で
短いスパンで
大量に保存
は作業的に無理がありすぎた。
当時、クラウドストレージをあまり知らなくて。
DropBoxだけ知っていて
一部のデータだけ同期させていたなぁ。
別のPCでDropBoxのデータだけは即座に開くことができて、
「クラウドストレージぃぃぃ!」
と感動したのはよく覚えている。
当時、事件が起きる前にも
頻繁に目の前に現れてくれていたOnedrive。
「なんだきみは」
と無視し続けててすみませんでした。
その後、急速に老いたそのパソコンは
意外な結末を迎える。
その顛末と学んだことについて、明日の後編に続く。