記憶では絶対に描ける気がしないものを描くと
ビビるほどゆるい仕上がりになる。
なぜなら記憶が曖昧だからだ。
前回挑戦したのはショベルカー。
街中で何度も見かけてはいたんだけれど案の定の出来だった。
今回挑戦するのは龍。
絶対に上手に描ける気がしない。
描ける気がしないのに、今年の干支じゃないか。
今年の干支のイラストは十二支の中でも難易度が飛びぬけてるということだ。
それでこうなったわけだけど仕方ないよ。
描けるわけないもの。
ただ、うねった体を描いているうちにウナギを思い出したんだろうなコイツ
ということが否応なしに伝わってくるのは気になる。
あと頭部が非常に曖昧なのは、記憶の薄さをそのまま反映している。
・ひげ生えてたよね?
・オールバックでも横にも毛生えてたよね?
・耳かなにか、生えてたよね?
・鼻の穴横広いよね?
断片的な記憶が寄せ集まったゆるい頭部である。
その後、見て描いてわかったことは‥
耳じゃない。ツノだった。
胴体はハラ部分とウロコ部分に分かれる。
ウロコ部分には、たてがみが生えている。
長い体の途中で四肢が生えている。
しっぽはうなぎじゃない。
特に四肢を忘れていたことは自分でもびっくりだ。
記憶だけで描いたときの圧倒的な物足りなさ、魚類っぽさはこのせいだったのだ‥。
今回の学習で、少なくとも私は龍に四肢を描くだろう。
魚類は卒業だ!