すべて 絵のこと

もやっとする絵を描き直してみる③

失敗した絵をリメイクする遊びは面白い。

と、最近気づいたので、

ある時期から、失敗した絵も保存しておいて

後からリメイクをして遊ぶようになった。

前回は左側が膨らみ過ぎていたまいまいを描き直した。


今回、挑戦するのは 失敗したリメイクのリメイク である。

↓ リメイク前

特に、こういう人を描きたい!という志を持たずに描いた曖昧な女性の絵。

そんな、ぼや~とした心構えで描いた絵なのだから、

リメイクすれば絶対に良くなると私は考えた。

しかし‥‥

↓ リメイク後

描き終わった絵を私は気に入らなかった。

なんかたくましくなってしまった気がする!

なんか絵が古くなってしまった気がする!

なんとなくで描いたリメイク前の方がまだ良かったように思えた。

リメイク=改良 と信じていたのに悪化することがあるという現実に

しばらくテンションが下がったものだ。

こういうこともあるんだなぁと‥‥。


リベンジだ!

そんな敗北リメイクに、このたび、リベンジ・リメイクする。

今回のリメイクの目標は、やはり気になった部分2つの解消

女っぽくする

目の絵柄を変える

そしてそこへさらに裏技を加える。

線が細い絵は、そもそも難しいのさ!

輪郭線を鉛筆からペンに変更し、線を太くすることにした。

線が太いほうが絵は上手に描きやすい。

線が太い分”正解”の線にまたがっている可能性が高いというか。

歌で言うと合唱のような状態だ。

プロなら太線に逃げていられない場面もありそうだけど

私は素人。使わせてもらう!


女らしくなった!

気づきにくい程度にピンクを加えているのもポイントである。

目は全体の輪郭を思いきり描かない方が今風という情報をもとに

途切れさせたり色を薄くしたり、

そっと、そっとご機嫌を窺うような線にしている。


1回目のリメイクが、たくましく見えてしまった要因は‥

1回目のリメイクの謎のたくましさの原因は

髪に隠れた首のラインにあった気がする。

見た瞬間に、↑首のラインがこうである可能性を想像してしまったわけだ。

たしかにこれはたくましい。

「描かない」ことで印象が狂う事ってあるんだ‥と勉強になった。

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