失敗した絵をリメイクする遊びは面白い。
と、最近気づいたので、
ある時期から、失敗した絵も保存しておいて
後からリメイクをして遊ぶようになった。
前回は左側が膨らみ過ぎていたまいまいを描き直した。
今回、挑戦するのは 失敗したリメイクのリメイク である。
↓ リメイク前
特に、こういう人を描きたい!という志を持たずに描いた曖昧な女性の絵。
そんな、ぼや~とした心構えで描いた絵なのだから、
リメイクすれば絶対に良くなると私は考えた。
しかし‥‥
↓ リメイク後
描き終わった絵を私は気に入らなかった。
なんかたくましくなってしまった気がする!
なんか絵が古くなってしまった気がする!
なんとなくで描いたリメイク前の方がまだ良かったように思えた。
リメイク=改良 と信じていたのに悪化することがあるという現実に
しばらくテンションが下がったものだ。
こういうこともあるんだなぁと‥‥。
リベンジだ!
そんな敗北リメイクに、このたび、リベンジ・リメイクする。
今回のリメイクの目標は、やはり気になった部分2つの解消。
そしてそこへさらに裏技を加える。
線が細い絵は、そもそも難しいのさ!
輪郭線を鉛筆からペンに変更し、線を太くすることにした。
線が太いほうが絵は上手に描きやすい。
線が太い分”正解”の線にまたがっている可能性が高いというか。
歌で言うと合唱のような状態だ。
プロなら太線に逃げていられない場面もありそうだけど
私は素人。使わせてもらう!
女らしくなった!
気づきにくい程度にピンクを加えているのもポイントである。
目は全体の輪郭を思いきり描かない方が今風という情報をもとに
途切れさせたり色を薄くしたり、
そっと、そっとご機嫌を窺うような線にしている。
1回目のリメイクが、たくましく見えてしまった要因は‥
1回目のリメイクの謎のたくましさの原因は
髪に隠れた首のラインにあった気がする。
見た瞬間に、↑首のラインがこうである可能性を想像してしまったわけだ。
たしかにこれはたくましい。
「描かない」ことで印象が狂う事ってあるんだ‥と勉強になった。