夜にいつものように散歩に行った。
だいたい同じコースを2周する。
1周目でずっと奇声を発している集団がいたので
関わりたくなくて、足を速めて離れた。
2週目、まだいるどころか
ちょうど私が通るタイミングで
帰路への出発を始め、図らずも同行、
あまつさえ真っすぐには歩かず
私の後ろを回り前を回り道草を食いながら進み
それはさながら私の衛星のようであった。
私は下の広場へと飛び降りた。
こういうことがあり、ひどくげんなりしていると
誰かに語ったところで共感なんかされず
げんなりしない能力がないことを暗に責められるだけなんだ。
そこがまた不愉快さに拍車をかける。
勝手に孤独な気持ちになっていく。
外に出るとこれが多発するから出たくなかったんだよな。
普通はそんなに怒ることじゃないのに
相手の行動自体は悪いことじゃないのに
自分にはどうしても許せないこと
やめろーー!!と叫びたいほど嫌なこと
そういうことがいろいろあって自己肯定感が下がる。
生きていく自信が減る。
毎日トランプをめくっていれば
必ずジョーカーをめくる日が来るように、
毎日毎日歩いていれば
快適な日もあれば、当然不愉快な日もあるわなと
納得するしかないわな。