絵が上手くならない人生だった。
いや、終わってない。
終わってないし描き始めの頃より上達はしてる。
私のお絵描きはまだまだこれからだ。
でも。
過去を振り返ると
私の絵に対する思考や行動のくせは
面白いぐらい絵がうまくならなさそうなのである。
幼少期から1つ1つ振り返っていきたい。
絵が上手くならない人あるある ~幼少期から子供時代編~
目ぇだけ描く。
たぶん、代表的なあるある。
目というのは魅力的な部位だ。
キャラクターの個性が宿るキラキラ輝く宝石みたいなものだ。
それに、絵の基礎がなってなかろうと、手が不器用だろうと
目だけは簡単に描けるから描くと楽しい。
でも、鼻を描くと、少しおかしい。口を描くともっとおかしい。
輪郭なんて描いたら宇宙人爆誕だ。
そんなことをしてはいけない。
こうして私のノートの隅には目(と時々前髪)だけが描かれた
謎のコーナーが増設されていくのであった。
人物は1人、左向き、手は後ろに回す。
本当はもっと描きたいものはあるはずだ。
手を使って何かしてる絵とか2人で向き合って過ごしてる絵とか。
でも、もっと描きたいものがある。
それはうまく描けた絵だ。
だから抱き合うとか武器を持つとかそんなものはやっぱり描きたくない。
だいたい、人間2人描くと全然大きさ違うんだもん!
少しでもうまく描けたならそこを台無しにしないことを何よりも優先する。
たとえば、少しだけ顔がうまく描けたとする。
何だかまだおかしい気がするけど、
イメージと少し違う気がするけど、
やり直すと今の出来が消えてしまう。
その後、全然変にしか描けなかったら消したことを後悔する。
だからもうこれでいいということにしよう。
という守りの思考のこと。
これはアナログ絵ならではかもしれない。
模写がうまくいかなさすぎて模写が嫌いになった。
アニメの絵を真似したい!と思って懸命に模写した。
でも、なぜだろう。全くうまくいかない。
一生懸命、同じになるように描いているのに、
どうしても「座標」が合わない。ずれる。
今もそうだけど、とにかく私は見る範囲が狭いんだよな。
部分部分に全集中という感じ。
リアルな人間を参考にしたら絵が可愛くなくなると思ってる。
リアルな人間には鼻の穴がある。
首もずいぶんと太い。
眉毛もずいぶんと太い。
アニメと全然違うので、
そのままを描くと絶対に可愛くならない。
なのに、うまくなるには真似したほうがいいらしい‥。
どうすればいいのか完全に謎で、
私はこれまで通りの描き方を貫くしかなかった。
以上が、幼少期~子供時代の自分によく見られた傾向。
しょうがないという気もする。
誰もが突き当たる壁のような気もする。
良くないところがあるとしたら
うまくなりたいのに、その壁を越えようともしなかったことか。
次回、その②では、
思春期から学生時代編、
リアル中二病突入期の絵うまくならない人あるあるを語る。