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自爆で事故った話①


昨年4月は酷い目に遭った。

被害者みたいに語ってるが完全に自業自得

ただただ道路を全速力で走って勝手に転んだのだから

交通事故ですらない。

でも、受けたダメージの大きさから

これを単に「転んだ」と表現したくない思いがある。

これは「転んでつらかったです」という話を

記憶の限り壮大につづった物語である。

初めてのイベント

4月某日、私は初めて行く会場へ自転車で向かった。

イベントに不慣れなので不安要素が多すぎて気もそぞろ

でも、無事入場出来て、催し物も楽しめた。

終了後、自転車置き場へ向かいながら

私はいつも自転車の鍵を入れることにしている左ポケットを探った。

 ‥‥ない。

自転車の鍵がない。

このことから推測するに、私は自転車の鍵をかけていない

今ならたったの100円で私の自転車を誰にでもプレゼント!

早く取りに行かなきゃあ!💦

焦りのスイッチが入った。

私の遥か前方で進路に向かって横方向の横断歩道が青になる。

‥‥あれは行きで非常に長かった覚えがある信号‥‥。

遥か前方の青信号ってよくあることだけど

縦方向より横方向のほうが悔しさ上じゃない?

そうじゃない?

時間は夜。

車の通りもまばらになっていた。

今も走ってきている車はいない‥

広い道路だけど急いで走れば渡れるかもしれない‥

悪魔がささやいた。


無茶な跳躍の代償

私は跳んだ。歩道Aから歩道Bへ風のような気持ちで

視界の端で車が闇からヌッと現れるのが見えた。

まずい!中央に取り残されるのも恥ずかしいし

絶対に向こうに辿り着きたい!

やれる!私は跳べ‥‥

跳べなかった。

その跳躍、無理じゃない?

お前、そんな足長くなくない?

着地の直前、そんな自分のツッコミが聞こえた気がした。

中央分離帯の部分から車道に顔から飛び込んだ形となった。

咄嗟に出た右手で精いっぱいダメージは抑えようとしたけど

迫りくる地面の勢いに全く敵わなかった感じ。

 「無茶な渡り方するからだ、ありゃぁ。」

呆れたおじさんの声は実際の声だったのか、

絶対こんなこと言われる!と恐れた私が

自分に聴かせた幻聴だったのか、今はもうわからない。

とにかく、車も来ていたし

1秒でも早く立ち上がらないとまずいと思った私は

すぐに立ち上がったのだと思う。

そして反対側の歩道へ渡り‥

地面に着いた右手も、打った顔も、

今は「少し転倒しただけ」と感じている。

だけど、こういうとき、

実際は想定の倍以上の怪我をしているということを

経験からなんとなく察してうんざりする。

そして気づく。

体調がものすごく悪いということに。

公共の場でこの状態になったらもう帰れないでは??

そう確信できるぐらいの体調。

夜だけど花咲き乱れるシャングリラのような視界。

道路の隅に邪魔にならなさそうなスペースを見つけ、

酔っ払いのように座り込み、

(おそらく)しばらく意識を失ったのだった。


次回、どうやって帰ったのか?

怪我の全容と自転車の安否など綴っていく。

ほんと子供でもやらないよあんな無謀な渡り方‥‥。

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