愛用のクッションを買い替えた。
ただ使っていただけなのに3太刀ぐらい浴びたような裂け目が入っていた。
もう寿命だった。
このクッションを使う中で少し気になっていたことがあった。
このクッションは、長年、椅子用クッションとして椅子の上に敷いて使っていた。
ただ最近、不思議な現象‥というか自分の妙な癖に気づいて、悩んでいた。
普通に腰かけたはずなのに、
気が付けば正座をしている。
なんでわざわざ足の血流を悪くしにいってるんだ私は‥
そう思ったので、
最近は正座に気づいたタイミングで普通に座り直していた。
でも、また気が付くと正座している。
自分よ‥なぜ!?
クッションの高さが足りなくて無意識に補おうとして正座になっているのでは‥?
そう考えた私は、これを機に新しいクッションを
硬めの低反発クッション二段重ねにしてみた。
(高さを求めてこの選択もおかしい気がするけど
店のラインナップの中ではこれが1番高さが稼げそうに見えたのだ)
しかし‥
私はこの低反発クッションで失敗を悟ると同時に
自分が無意識に正座していた理由を知ることになる。
低反発クッションに座ってみてまず思ったこと。
これ尻の血流に悪い‥!
低反発は体の形に沿って沈み込むので、
尻の形にぴったりと寄り添って見事に血流を止める。
私は尻の危機を察知して早々に立ち上がった。
無意識の正座は尻へのいたわりだった
思えば自分は、デスクワークな上にプライベートも座りっぱなしなのに痔主ではない。
これは意識しなければ気づかない僥倖(?)だった。
それもこれも、この無意識正座のおかげだったのではないだろうか。
正座は尻にとって天然のドーナツクッションみたいなもので尻に負担をかけない。
もっとも尻に優しい座り方なのだ。
自分の体を苦しめてると思っていた無意識の癖が
逆に自分を守っていたと知り、地味に感動したのだった。