記憶では絶対に描ける気がしないものを描くと
ビビるほどゆるい仕上がりになる。
前回挑戦したのは龍。
大事な今年の干支なのになんとも ぬるっ とした出来になった。
今回挑戦するのは「薔薇」。
美しいものを愛する人なら1度は描いてみたい憧れのモチーフだ。
![](https://mailish1031.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_0334.jpeg)
今回、せっかくなので「字」も描いてみた。
イメージで記したため、絵と同じく「描いた」。うん、面影がある。
ただ、絵の方はなんとも不気味だ。
何かくるっと巻いた縦ロールで構成されていたような気がして
ロールをたくさん入れたら美しさより妖気を感じる雰囲気に。
茎から生えた枝毛がまた不気味さを煽ってる。
薔薇って棘あったよねという記憶を活かしたらこうなった。
棘‥‥どんな風に尖っていたんだっけ??
![](https://mailish1031.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_0335.jpeg)
実物を見ると枝毛など生えていない。
棘はもっと短く、がくの部分や葉っぱの輪郭などが尖っていたりギザギザしている。
そして縦ロールは1個。
外側から内側へとおしゃれに巻き重ねられた1つの巻物なのだ。
なんでいくつもの渦があると思ったんだ私は。
とはいえ、見て描いても
「今どこの層の花びらを描いてるの??ハァ??」
となってくるのはさすが薔薇だと思った。
もう一回描ける気がしない。
あと、描く角度もはっきりさせないとなと思った。
うろ覚えの方、
がくがしっかり見えるぐらいローアングルなのかと思いきや、
縦ロールを上から覗き込んだ時の断面を同時に描いてる。
不思議だ‥。
この矛盾がこの花の気持ち悪さを助長してたんだな‥。
![](https://mailish1031.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_0334.jpeg)